「おかわり通算13本目満塁弾!「簡単じゃない」最多の王さんにあと2」
(スポニチアネックス 5月31日(日)7時10分配信)

 ちゃめっ気たっぷりだった。2発で試合を決めた西武・中村は「おかわり節」を試合後にさく裂させた。満塁本塁打について質問されたときだ。

 「久しぶりでしょ。昨年?打ってないでしょ…。あ!8月に打ったわ」。そして一呼吸置くと「じゃあ久しぶりじゃないですか」とニンマリ笑った。

 1点勝ち越した直後の3回2死二塁から、左翼席に13号2ラン。そして4―1の4回2死満塁で、打席に立った。石崎の初球、低めのスライダーをすくい上げて左中間席に運ぶ。2打席連続の一発は昨年8月22日日本ハム戦(札幌ドーム)以来の満塁弾。15本でトップのソフトバンク・王貞治球団会長に2本差に迫った。

 中村は「歴代最強バッターは誰か?」と聞かれると「最強は、王さんしかおらんやろ」と即答する。プロ野球最多の通算868本塁打を放った王氏は、57・9本に1本のペースで満塁弾を放った。それに比べて、中村は通算286本で13発。ちょうど22本に1本という驚異のペースだ。力感のないスイングで、美しい弧を描いた。軽く振ったバットのしなりでヘッドを走らせる。さらに、気持ちにも力みはない。「(満塁機でも気持ちは)変わらないですね。ただランナーを還そうと思っている。それが第一」。力まない。その打者心理が勝負強さを支える。交流戦ではトップを独走する通算62発。6打点を挙げて49打点とし、日本ハム・中田を抜いてリーグトップに躍り出た。

 田辺監督は「(満塁本塁打を)年齢的にもまだまだ打っちゃうんじゃない」と期待。中村は「(王氏に並ぶ15本)打てたらいいですけど、出ないでしょう。そんなに簡単じゃないんですよ」と笑った。中村の今季14本は全て中堅から左方向。引っ張り一辺倒だった王氏と重なる。

 ≪歴代4位タイ≫中村(西)が2ラン、満塁と2打席連続本塁打。自身満塁弾は昨年8月22日の日本ハム戦以来通算13本目。野村克也(西)らの12本を抜き歴代4位タイに浮上した。歴代1位の王(巨=15本)の13本目は34歳1カ月。中村は現在31歳9カ月だから最多記録更新の可能性が高い。また1試合2本塁打は通算30度目。西武では清原の37度に次ぎ、秋山と並ぶ2位タイになった。なお現役最多は高橋由(巨)の31度で中村はあと1度に迫った。

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「西武おかわり満弾含む連発&6打点 王さんの通算満塁弾記録あと2本」
(デイリースポーツ 5月31日(日)6時59分配信)

 1本だけでは胃袋は満たされなかった。四回2死満塁。西武・中村が低めのスライダーをペロリと平らげ左中間席に運んだ。14号満塁弾。「感触はどうかな、と思ったけど…。パワーがあったんでしょう」。三回の13号2ランに続く“おかわり弾”は、通算13本目のグランドスラムとなった。

 歴代4位タイとなる通算13本目の満塁本塁打。「簡単じゃない」と口にしながらも王貞治が持つプロ野球記録の15本にあと2本と迫り、記録更新にも意欲を見せた。1試合2本塁打以上は通算30度目で、西武では秋山幸二に並ぶ歴代2位だ。

 自身の代名詞でもある「おかわり」の愛称は、打撃用の手袋などに刷り込むほど気に入っている。しかも、チームを勝利に導いた2発がうれしくないはずがない。連敗を止めた計6打点の荒稼ぎに、田辺監督も「4番の仕事をしてくれた」とうなずいた。

 2年連続で交流戦に負け越しているチームで、交流戦最多の通算62本塁打を誇る大黒柱のバットは頼もしい限りだ。この日の2三振を加え、交流戦の通算三振数226も歴代トップ。相反する魅力を備える球界屈指の長距離砲は、残り13試合の“セ界戦”でも脅威の存在となる。

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ホームランに関する記録が、ゴロゴロ出て来ますけど・・・
三振の記録も、ネ(笑)

しかし、ほんと、やば過ぎますヨ!!!

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