「おかわり 天井ファウルから打ち直しキング弾」
(7/28(金) スポニチ)
 

◇パ・リーグ 西武2―0オリックス(2017年7月27日 メットライフドーム)

 3位の西武が27日のオリックス戦で今季最多タイの6連勝を飾り、貯金を最多の12に伸ばした。中村剛也内野手(33)が1―0の8回、リーグトップに並ぶ23号ソロ。メットライフドームでは通算168本目の本塁打で歴代1位に浮上した。菊池雄星投手(26)はリーグ最多タイの10勝目。「最多」祭りで1、2位追走へ勢いがついた。

 狙って、打った。8回2死、フルカウント。近藤が投じた抜けたフォークを、中村が完璧に捉えた。「感触は良かった。2アウトだったし、3―2のカウントだったし。ホームランだけを狙っていました」。左翼席上段に突き刺したアーチは、ソフトバンク・柳田に追いつく23号。貫禄の3試合連発で勝利を決定づけた。

 命拾い?した打席だった。2球目を叩いた打球は真上へ。メットライフドームの天井に当たり、三塁側ベンチ前で捕手・伊藤が捕球した。アウトでチェンジ…という表情を見せた伊藤が振り向くと、山口球審が「ファウル」と合図。ファウル地域上の天井に当たったためグラウンドルールでボールデッド、つまりファウルだった。6球目に放った会心の一撃。同球場での通算本塁打は168本目で、「西武球場」の名称だった頃からアーチを量産した1位・秋山幸二の記録に並んだ。

 中村はシーズン中にウエートトレーニングをしない。「パワーも大事だけど、それ以上に大事にしている部分がある。あまり好きじゃないんですよ」。天性のホームランアーチストは、力に頼らず遠くへ飛ばす技術屋だ。

 オーバースイングはしない。昨年の春先に打撃不振だった浅村に送った助言が「もっと軽く振れば」。緩急に上体が泳がされても体の軸はぶれない。意識するのは腰を速く回転させること。それに伴いヘッドスピードが速いから打球も伸びる。他球団の外野手は「中村さんの打球の軌道は独特。高々と舞い上がって、そのまま落ちずにスタンドに消えていく」と口をそろえる。

 「雄星も頑張っていた。もう少し点を取ってあげたかった。これを続けることが大事」。プロ15年で規定打席到達は6度。その年は全て本塁打王だ。キングの座と、楽天、ソフトバンクの背中を視界に捉えてアーチを放つ。 (細川 真里)

 ≪フェア上ならインプレーに≫メットライフドームでは特別ルールで打球が天井に当たった場合、フェア地域上ならボールインプレー、ファウル地域上ならボールデッド(ファウル)と決められている。オリックスの本拠地・京セラドームなど、日本のプロ野球が公式戦で使用する他のドーム球場も全て、打球がファウル地域上の天井に当たった場合はボールデッドになるとされている。

 ≪秋山(西、ダ)に並ぶ≫中村(西)が3試合連続の23号。メットライフドームでは通算168本とし、秋山(西、ダ)と並ぶ同球場での最多本塁打となった。同一球場での通算最多本塁打は王(巨)が後楽園でマークした413本だが、現12球団の本拠地球場では阿部(巨)が東京ドームで放った208本に次いで多い。

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中村選手、メットライフドームでの通算本塁打最多タイ記録に並びました。

まずは、おめでとうございます(*⁰▿⁰*)

でもでも、これもただの通過点・・・
バンバン、ホームランの量産、お願いしますネ
( ´ ▽ ` )ノ

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