「西武・秋山、亡き父に贈る一打 社会貢献…感謝忘れず偉業」
(産経新聞 10月2日(金)7時55分配信)

 プロ野球の歴史に刻まれる215本目の安打は、六回に訪れた。三塁内野安打で出塁した西武・秋山は、記念のボードを高々と掲げた。九回にも三塁打を放ちシーズンの安打数を216に伸ばした背番号55は「先輩の名前の上にあるのは恥ずかしい」と恐縮したが、それは同時に、息子に夢を託した亡き父にささげる一打でもあった。

 小学6年のとき父・肇さんを病気で亡くした。「将来はプロ野球選手に」と期待を寄せた息子の成長した姿を見ることなく40歳の若さで亡くなった。必ずプロ野球選手になる-。父の遺志を胸にしまいこんだ。

 「こちらが止めに入るまで1、2時間も素振りすることもあった。何事にも真剣に取り組む姿が印象的だった。お父さんとの約束を果たすためだったと思う」

 母校・横浜創学館高校で硬式野球部監督を務める森田誠一さんは、そう証言する。しかし、甲子園への夢はかなわず、高校時代にドラフト指名はなかった。それでもプロへの夢をあきらめない息子を、母・順子さんも陰で支えた。進学した八戸大(現・八戸学院大)で才能が開花。2011年、ドラフト3位で西武に入団した。

 グラウンドの外で、プロ5年目のことしから始めたことがある。母子、父子家庭の親子を本拠地・西武プリンスドームに招待する支援活動だ。「野球観戦を通じて、親子水入らずの楽しい時間を過ごしてもらいたい」。周囲の支えに感謝する27歳は、社会貢献活動にも取り組む。

 野球への真摯(しんし)な態度は、プロの世界に入ってからも変わらない。西武の福島孝二スコアラーは「ミーティングの資料に誤字や疑問点があると、彼はしっかりと指摘してくる」と話す。一方で、どこか憎めないその風貌から漫画「天才バカボン」のキャラクター「ウナギイヌ」の愛称でも親しまれている。

 亡き父との夢を実現させた息子は、前人未到の金字塔を打ち立てた。球界屈指の安打製造機としてこれからもプロの第一線で活躍を続けることが、亡き父に対する最高の“親孝行”になる。

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最高の「親孝行」・・・

そういえば!
中村ママから、相方宛に!
「秋山選手のお母さんが、前の席で涙ぐんでいらっしゃいました」
旨のメールが来ていました(≧∇≦)

秋山選手のお母さんが・・・
一番嬉しかったかも、しれませんネ(^O^)/

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