「おかわり「王超え満塁弾」の秘訣は“笑顔”」
(東スポWeb 8月11日(火)5時58分配信)

 西武の主砲・中村剛也内野手(31)が世界の王超えを果たした。9日のオリックス戦(京セラ)、8回に中村は今季31号弾を左翼5階席に叩き込み、王貞治氏(巨人=現ソフトバンク会長)と並んでいた通算満塁本塁打数を歴代単独1位の16本に伸ばした。日本球界が誇る大砲が相手投手を術中にハメるものとは――。

 オリックス3番手・塚原の144キロストレートがピンポン球のように左翼席最上段に吸い込まれていった。「世界の王」を抜き日本プロ野球歴代単独1位に躍り出た会心の今季31号、通算16号満塁弾。

 これをメジャーにあてはめると通算755本塁打のハンク・アーロン(ブレーブスなど)、同714本塁打のベーブ・ルース(ヤンキースなど)らと並ぶ歴代10位タイ(1位は24本のアレックス・ロドリゲス=ヤンキース)の記録になる。

 偉大なる野球人・王氏を超えた中村は「狙うというか、より自分の打撃をしようと思った。ほぼ会心だった。(王氏は)語れる方ではない。恐れ多い。抜いてしまいましたね。どうしたら本塁打を打てるかということを考えてやってきた。それが満塁で出た」と戸惑い気味に、自身の果たしてしまった偉業を語った。

 7月24日の日本ハム戦(西武プリンス)で162キロ右腕・大谷を打ち砕いた満塁弾からわずか16日目。今季満塁で12打数6安打しているうちの実に4本が本塁打だ。これでシーズンの満塁本塁打記録5本(1950年、西沢道夫=中日)にも王手をかけた。

「ヒットはホームランの打ち損ない」という打撃哲学を持つ希代のプルヒッター・中村。今季は「ホームランより打点」と右打ちや軽打といったこれまでにないチームバッティングを心がけているが、一番の魅力はやはり本塁打。これに勝る華はない。

 中村を1年目の二軍時代から見ている西武OBで本紙評論家の大友進氏(41)は「サンペイ(中村の愛称)は日々の打撃練習を見ていてもスタンドに入れることしか目的にない。彼にとって本塁打はヒットの延長じゃないから、すごい打者なんです」と前置きし、こう続けた。

「西武に入ったころは穴が多く三振も多いバッターだったけど、思い切りは良かった。打てないからといって周囲の首脳陣から打撃を変えられることもなく来たのも本人に“徳”があったからでしょうね。性格的にあまり周りを気にせず常にマイペース。かといって、自分勝手ではないし、やらなきゃいけないところはキチンとやるからあの愛嬌あふれる風貌とあいまって皆に愛される」

 ふくよかな表情は“おかわり君”のトレードマークになっているが、この顔そのものが猛打爆発の強力なアシストになっているという。「打席では顔つきが変わるし、オンとオフの使い分けが本人的にはできる。でも、あの風貌だから相手投手からしてみたら抑えようと思ってもあまり闘志が湧いてこないんじゃないかな。サンペイの間合いというか、ペースにいつの間にかハメられてボールがついついスイートスポットに吸い込まれていってしまう、というのが満塁弾16本の実情ではないんですか」

 親からもらったパワーとキャラクターで日本の頂点を極めた中村。次なるターゲットはメジャーで2度の3冠王に輝いた米殿堂入りのレジェンド、テッド・ウイリアムズ(レッドソックス)らの持つ17本目の満塁弾だ。

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笑顔が、ホームラン量産の秘訣・・・

う〜ん、これからライオンズの選手には!
「笑顔」の授業をしなくちゃ、いけませんネ(^O^)/

パワーヒッターは、みんな「笑顔、笑顔」(⌒▽⌒)

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