「今季6本塁打中5発は変化球!おかわり大好物カーブ弾「頑張りまーす」」
(スポニチアネックス 4月26日(日)7時1分配信)

ヤフオクドームの通路を脱力感たっぷりに歩いていた西武・中村の言葉に力が宿った。チームの全4打点を叩き出し、今季11勝のうち5度目の勝利打点。勝負強さを問われた時だった。

「得点圏打率を見てもそんなに打っていないですが、いいところでヒットなり、ホームランを打てている感じがある」

2点を追う6回に摂津の初球カーブを左翼席へ運ぶ6号同点2ラン。7回1死一、三塁では森のスライダーを左中間に決勝2点二塁打した。いずれも浮いた変化球を逃さなかった。「(本塁打は)スタンドに入ると思ったけど、あれでテラスだったら恥ずかしい」。今季ヤフオクドームに新設された「ホームランテラス」は、5度の本塁打王には視界にも入っていなかった。

今季6本塁打のうち5本が変化球。「ボールが頭の高さに来たら、変化球が抜けているということ。振りにいく」と話したことがある。シンプルな思考を確かな技術が支える。田辺監督は「入団からグリップの位置こそ変わっているが、体の軸、頭の位置が一切ブレないから打てる」と説明する。カウント球としてカーブを投げる投手が増えたが、中村にとっては大好物だ。そして、3打席目に4本塁打。3巡目は先発投手が攻め方を変えるが、柔軟な対応力は数字が証明している。

守備では、2点リードの7回無死満塁で、先発の野上に「2点はいいよ」と声を掛けた。ここまで4番・三塁で全試合先発出場。自主トレ時に田辺監督から「今年はゴールデングラブを獲ってもらうくらい守らせる」との言葉を胸に「守備に就けるのは本当に楽しい」と話す男が攻守に存在感を示している。

「チームの雰囲気はまあまあいいと思います。頑張りまーす」

貯金2へと導いた主砲は余計な力みがない。

≪両リーグ最多≫中村(西)が同点2ランに勝ち越し二塁打で4打点の活躍。今季の勝利打点は5度となり、畠山(ヤ)の4度を上回る両リーグ最多になった。また、殊勲安打も今季9本で、ゴメス(神)の8本を抜く12球団トップだ。その殊勲安打を肩書別に分けると、最多は勝ち越しの5本(同点2本、先制、逆転各1本)。点差別の打率を見ても

 点 差  打 率 [本]点

ビハインド・242  2 5

 同 点 ・391  2 8

 リード ・174  2 5

 同点では打率4割近い猛打を見せている。

・・・何もかも、さすが、ライオンズの4番っす(^O^)/

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