「名言?迷言?プロ野球を引退しても、色あせず。ファンの記憶に残る言葉」
(ベースボールチャンネル 10月3日(土)配信)

今季は特に実績を残した名選手、ファンの記憶に残るプレーヤーが続々と、ユニフォームを脱ぐ。最終戦で引退セレモニーが行われる選手たちは、そこで何を話すのか。

西武の大エースが残した“自虐的”名スピーチ

 9月28日、西武プリンスドーム。埼玉西武の今季ラストホームゲームで、背番号13、ライオンズの大エース西口文也が、5回2死からプロ通算436試合目のマウンドに立った。

 ベテランの井口資仁(千葉ロッテ)を相手に、伝家の宝刀スライダーを投げ込んだが、結果は四球。しかし、プロ21年目を迎えても、全盛期と変わらない投球スタイルに、西武プリンスドームを埋めた32,988人のファンは総立ちで、ベンチへと下がる西口に惜しみない拍手を送った。
 試合終了後の引退セレモニー。ファン、チームメイト、関係者、家族、そして、この日の対戦である千葉ロッテ。それぞれに感謝の言葉を話すたびに、西口はマイクから一歩下がり、相手の方に向けて律儀に頭を下げた。

「ノーヒットノーラン未遂2回、完全試合未遂1回、そして今日は…フォアボール」
 ライオンズファンばかりでなく、多くのプロ野球ファンの記憶に残る名シーンに自虐をまぶしたコメントで、場内の笑いを誘った。

 プロ通算成績は、436試合182勝118敗6セーブ、防御率3.73。節目となる200勝にもちょうど1割足りず、いつもほんの少しだけ惜しかった名投手が残した名スピーチだった。

 西口に限らず、今季限りでの現役引退を表明した名選手は例年になく多い。

 すでに発表されている選手だけでも、関本賢太郎(阪神)、中嶋聡(日本ハム)、森本稀哲(埼玉西武)、高橋尚成(DeNA)、山本昌、谷繁元信、和田一浩、小笠原道大、朝倉健太(中日)、谷佳知、平野恵一(オリックス)、小山伸一郎、小斉祐輔、斎藤隆(楽天)。

 記録にも記憶にも残る名プレーヤーたちが、今シーズン限りでユニフォームを脱ぐ。今週末には、多くの選手の引退セレモニーが予定されており、ここでは改めて、かつての名選手たちの“引退に伴う言葉”を振り返ってみたい。

◆ライオンズ

伊東勤(捕手・2003年引退)
2379試合 打率.247 156本塁打 811打点
「今でもまだやれるという気持ちはあるんですけども、いつまでもダダこねてても若い人に申し訳ないので、ここはキッパリと」

石井一久(投手・2013年引退)
419試合 143勝103敗1セーブ 防御率3.63
「毎朝6年間お弁当をつくってくれて、野球人生をのんびり、のほほんとできたのも、妻のおかげだと思います」

森本稀哲(外野手・2015年引退)
1272試合 打率.259 33本塁打 267打点
「8回はベンチから『稀哲に回してやれ』という声がかかり、最後は栗山選手が四球でつないでくれました。感動しました! 思い出となり、次の人生に生かしたいと思います」(9月27日・引退セレモニーより)

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「ノーヒットノーラン未遂2回、完全試合未遂1回、そして今日は…フォアボール」

こうやって見てみると!
西口投手の最後は「フォアボール」と言うのが!
良かったのかも、知れませんネ(笑)

三振でもヒットでも無く、フォアボール・・・

きっと、ライオンズファンの心に「残りまくり」ですヨ(笑)(笑)(笑)

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