「日本シリーズで露呈 プロ野球から“鉄壁の守り”なぜ消えた」
(日刊ゲンダイDIGITAL 11/1(火) )
日本ハムが広島を4勝2敗で下した今年の日本シリーズ。総じて見応えのある戦いだった。それだけに、熱戦に水を差した第6戦のレアードと田中の失策にはガッカリしたファンも少なくないだろう。
レアードのミスは二回、石原の平凡な打球をトンネルして得点を与え、田中も四回無死一塁でレアードの打球で併殺を狙いポロリとやった。このエラーも失点に絡んだ。今シリーズの失策数は両チームで8個(各4個)だった。
1982年から2年連続日本一になった西武OB(二塁手)の山崎裕之氏がこう語る。
「ビデオを見ると、田中への打球は少しイレギュラーバウンドしていた。もう一歩前に出るか、安全にひとつ待って捕球すれば、一塁走者だけでもアウトにできた。田中は今季、セで最多失策(18個)を記録している。ホームグラウンドは天然芝で内野は土だが、それは言い訳にはならない。第6戦はホームでの試合なので、イレギュラーのことを頭の隅に置いていれば対応できたはずです」
守りが下手なのは何もこの2人だけではない。今のプロ野球は守りが雑になった。今季セ・パの最多失策チームとその数は、阪神の97と西武の101。その西武は、広岡(達朗)、森(祇晶)監督が指揮を執った82年から94年までの13年間で、リーグ優勝11回、日本一8回という黄金時代を築いた。鉄壁の守りは12球団で抜けていた。
■黄金時代は「原因と対策」徹底
「広岡さんは守備に関しても厳しかった。当時右翼手だったテリーの中継ミスで失点した試合があった。自宅に帰るとマネジャーから電話があり、『明日はテリーが早出して中継の練習をする。一緒に参加してくれ』という。広岡監督はミスをそのままにせず、原因を考え、必ず手をうった。今は人工芝の球場が多くなったことでイレギュラーバウンドが激減。それにより腰高や打球を待って捕る選手が増えた。キャンプでの練習はもちろんのこと、コーチは試合前のノックでは基本を徹底させ、天然芝球場ではノックの数を増やす。『イレギュラーしたから捕れなかった』ではアマチュアと同じです。さらにいえば、野手はデータやベンチからの指示だけでなく、投手の調子なども考え、自分で守備位置を決める。それが見えないファインプレーとなる」(前出の山崎氏)
西武が広島と対戦した86年の日本シリーズは、第1戦が引き分けに終わり、第8戦までもつれた。4勝3敗1分けで勝った西武の失策は8試合で2個だった。7度目の頂点に立った91年の西武は、130試合で失策は38というプロ野球記録もつくった。
ちなみに今季(143試合)の最少はヤクルトの60個。「野手は打たなければ年俸が上がらない」とも言われるが、草野球みたいにポロポロやっては「年俸上げてくれ」とは言えまい。
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失策数のコト・・・
気にすると、余計気になるから!
嫌なんですが(^^;;
ライオンズの「101」個に対して・・・
タイガースの「97」個って!
たった「4」個違いじゃあないですか!!!
しかし・・・
たかが4個でも、されど4個なんですよネ〜(^^;;
はてさて!
辻新監督になって・・・
失策数は、改善されるんでしょうか?
それは、来季の「お楽しみ」ですネ\(^o^)/
ぷぷぷっ!
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