「西武秋山200安打、131戦目史上2番スピード到達」
(日刊スポーツ 9月14日(月)8時4分配信)
西武秋山翔吾外野手(27)がヒットメーカーの代名詞でもあるシーズン200安打を達成した。ロッテ戦の5回2死二塁で三塁へ適時内野安打。史上6人目(7度目)の200安打に、イチローに次ぐ131試合で到達した。7回には201安打目となる適時打を放ったが、試合は4位ロッテに惜敗した。残り12試合。日本人最高となる210安打のイチロー超え、そして前人未到の215安打へ、夢を与える。
手のひらに残る感覚は心地よくはない。打球が三遊間に転がるのを見て、全力で一塁へ駆けた。三塁手の今江がはじき、ドーム内を大歓声が反響した。秋山は偉業達成を耳で悟った。
5回2死二塁、涌井の外角低めに沈むフォークを史上6人目の200安打に変換した。週が明ければ遠征に出るため地元で決める事実上ラストチャンス。「今週の前半2試合はヒットが出ず、焦った。できれば地元ファンの前で決めたいという気持ちを隠し持っていた。ホッとした」。重圧がほどけ、優しく笑った。
史上3位のペースで100安打を通過し、同3位の31試合連続安打を打ち立てた。それでも当時は「200安打まで、まだまだある。いかないから大丈夫です」と否定的でさえあった。毎月のように月間打率3割を超えた。スランプ知らずに見えても「5月頭から中旬、7月最後から8月の頭の2回はきつかった。数字には表れていないかもしれない。でもシーズン序盤で飛ばした反動があって体が思うように動かなかった」と苦しみもあった。
だが会得した技術は揺るがない。昨オフ。打撃を抜本的に見直した。右肘の手術を受け約2カ月、バットを振れない間に新たな形を模索。ある日、テレビで野球番組を見て心にストンと落ちる特集があった。「流し打ち」。BS番組「球辞苑」で特集され、流し打ちのうまいヤクルト山田、楽天銀次らを取り上げていた。
秋山 打率を残すには逆方向に打てるようにならないとダメだなと。流し打ちするなら、長打も少なくなることも覚悟して。(流し打ちの名手)篠塚さんの打ち方も参考にしました。
高く上げていたグリップの位置を下げ、投球を点ではなく線で捉える打法に流しの意識が重なり、開眼した。昨季の逆方向への安打は29%だったが、今季は33%に増えた。200本目も原点の流し打ちだった。
7回には201本目の右前適時打を放った。「区切りで止まらずに次の1本が出てホッとしている。でも負けてしまったのであまり喜べない。勝つことがすべてなので」。シーズン219安打ペースと偉業の続きには前人未到の夢がある。「記録はファンも注目しやすいし、分かりやすい。その中で挑戦できるのは楽しみ、喜びでもある」。ヒットを追求する旅に終わりはない。
▼秋山が2安打を放ち、今季の安打が201本。史上6人、7度目のシーズン200安打を達成した。チーム131試合目での200安打到達は94年イチロー(オリックス)の122試合に次ぐスピードで、214安打した10年マートン(阪神)の134試合よりも3試合早く記録した。ここまで2試合連続無安打が8月11、12日と9月8、9日の2度だけ。94年イチローは2試合連続無安打が200安打達成後の1度しかなかったが、秋山もコンスタントに安打を放ち、無安打の試合数はイチローに次いで少ない。
▼秋山の内野安打は17本。全安打に占める内野安打の割合は8・5%で、200安打達成者の中ではマートンの8・9%を抜いて最も少ない。左方向の安打が昨年の36本から67本に増えたが、もっと増えたのが2ストライク後の安打。昨年は2ストライク後の成績が255打数48安打、打率1割8分8厘だったのに、今年は275打数88安打、打率3割2分。2ストライク後の安打が40本も増え、追い込まれてから打てるようになって200安打した。
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秋山選手!
「200安打」「201安打」おめでとうございます*\(^o^)/*
テレビ観戦でしたけど!
思わず「H」マークかどうか!
ドキドキしていましたです(笑)
ライオンズの選手としての「記録樹立」!
ファン一同、心よりお祝い申し上げます!
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