「【西武】光成プロ1勝!チーム高卒新人10年ぶり白星「信じられない」」
(スポーツ報知 8月10日(月)7時3分配信)

 ウィニングボールを握り締めた光成は、初々しい笑顔を見せた。6回途中を1安打無失点。プロ2戦目、高卒新人投手では一番乗りとなる白星だ。「すごくうれしい。今でも信じられないというか…。初勝利したのかなと…」。堂々としたマウンドとは違い、ドギマギしながら実感を語った。

 自分を貫いた。「一番いいボールがストレート。それで勝負しよう。思い切り投げるだけ」。初先発した2日のソフトバンク戦(西武プリ)では変化球が多く、4回途中KO。しかしこの日は、最速149キロの直球で押しまくった。初回2死一、三塁。カラバイヨを直球で右飛に封じ、乗った。

 だからこそ途中から変化球も生きた。4回1死二塁。カラバイヨ、ヘルマンをフォークで連続三振に斬った。6回1死からの連続四球で一、二塁のピンチを招き、降板したが、申し分ない熱投だった。5四球と苦しんだことにも「ボール球が多いのはいつものこと」。置きにいかず、腕を振った結果だった。

 春先には直球の最速を154キロに更新するなど、初のキャンプで急成長。しかしそれ以降、2軍でも勝てない日々が続いた。失意の時、奮い立たせてくれたのは先輩から贈られた宝物だった。普段は口数の少ないシャイな男だが、西口と岸にお願いして、グラブをもらった。 「本当にうれしかった」。透明のケースを自ら購入し、寮の自室に並べて飾った。「いつかは自分も―」。毎日眺めながら、チームを背負う投手になることを心に誓ってきた。

 夏男だ。13年夏の甲子園では2年生エースとして優勝投手に。少年時代、群馬の自宅近くの川で泳ぎ、銛(もり)でイワナを捕まえてから野球の練習に出かけていた野性児が、大好きな季節に躍動した。「ボールは両親にあげます。まだ、スタート地点に立ったばかりです」。2年前の8月、栄冠に輝いた関西の地で、チームの救世主に名乗りを上げた。

 ◆高橋光成(たかはし こうな)

 ★生まれとサイズ 1997年2月3日、群馬・沼田市生まれ。18歳。188センチ、90キロ。

 ★球歴 前橋育英では2年夏の甲子園でエースとして初優勝に導く。18U野球W杯日本代表にも選出。昨夏は群馬大会3回戦敗退も、18Uアジア選手権に選ばれ、エースとして準優勝に貢献。

 ★球種 直球、スライダー、カーブ、フォーク。

 ★ナベQ2世 渡辺久信SDと同じ群馬出身で比較されることが多い。渡辺SDは「『ナベQ2世』じゃダメ。モノが違う」と期待。

 ★リンゴパワー 祖父・光政さんがリンゴ農園経営。栄養たっぷりの果実が成長の秘密。自宅近くの山では猿や鹿を追いかけ、足腰を鍛錬。

 ★ビビリ? 夜の寮では同期入団の山田に後ろから「わっ!」と脅かされ「ギャ~ッ!」と絶叫するほど怖がり。遊園地でも絶叫系は苦手。

 ★おしゃれにキメる 1月の入寮時はファッション雑誌「Safari」を参考に、デニムにロングコート姿を披露。

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高橋光成投手の「いろいろ」!

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