「西武最悪13連敗」
(スポニチアネックス 8月5日 6時31分配信)

 西武ナインがうつむき、ロッカールームに引き揚げる。言葉を発する者は誰もいない。球 団史上初の13連敗。田辺監督は「連敗中のゲームはミスが防ぎきれない。同点に追いついて、なんとかまくりたかった(逆転したかった)けど」と言葉を絞り出した。

 初回、あまりに痛い先制点だった。エース・岸が先頭の聖沢を初球、143キロ直球で打ち取ったが遊撃手のルーキー外崎が失策し出塁を許す。いきなり重い空気に包まれる。「ああいうミスは自分が抑えないといけない」と振り返ったが、四球を出し2死一、二塁とすると伊志嶺に右越え2点二塁打を浴びた。

 「自分が(12連敗を)止める」と意気込んだ右腕。しかし、0―2の5回無死一塁で、嶋の犠打の処理を焦り二塁へ悪送球。その後、1死二、三塁とされると、聖沢を直球で詰まらせながらも打球は遊撃後方に落ち、2点適時打となった。5回4失点降板。試合後、自身の悪送球を「話にならない」と攻め、「うーん、うーん」と3秒ほど言葉を詰まらせた。

 12連敗を喫した2日のソフトバンク戦、後藤高志オーナーが西武プリンスドームに激励に訪れた。ナインには「朝が来ない夜はない」と言葉をかけた。西武鉄道が04年12月に有価証券報告書虚偽記載により上場廃止となり、05年2月からグループ再建に取り組み、約9年半後、西武ホールディングスの上場をなし得た。同氏は難局の今こそ、一丸になることを求めた。選手は前日3日に、仙台市内の焼き肉店で裏方とスタッフの決起集会を開催し結束を強めた。しかし、あまりに長いトンネルを抜け出せない。

 0―4の7回、浅村の左中間3点二塁打などで同点に追いついたが8回にまたも遊撃手・外崎の失策から好機を広げられ、勝ち越しを許した。鈴木葉留彦球団本部長は首脳陣の刷新については「そんなことは全く考えていない」と断言。現スタッフのさらなる団結を求めた。遠い遠い1勝。こんなにも、もがき苦しまなくてはいけないのか。

 ≪36年ぶり更新≫西武が7月14日の楽天戦から13連敗。79年の12連敗(開幕から)を36年ぶりに更新する球団ワースト記録になった。この日は7回に4点を奪い同点に追いついたが、8回に勝ち越された。連敗期間中リードを保ったのは20イニングあるが、最近7試合はわずか1イニングだけと後手に回るケースが目立つ。なお、今回の連敗は球宴前に1敗し、球宴後に12連敗。球宴を挟んだ最多連敗は、84年日本ハムの14連敗。5日も敗れると、この記録に並んでしまう。

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「連敗の球団新記録」の記憶と記録・・・

負の遺産として、しっかり胸に刻み込んでおきます!

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