「西武秋山30戦連続安打 張本らに並ぶ左打者日本タイ」
(日刊スポーツ 7月12日 8時14分配信)
西武秋山翔吾外野手(27)が連続試合安打を大台の「30」に伸ばした。4回に遊撃への内野安打で歴代4位タイ、左打者では張本勲(巨人)、福本豊(阪急)と並ぶ同1位タイに浮上。チームは敗れたが、今季19度目の猛打賞を含む全5打席出塁と気を吐いた。高橋慶彦(広島)が持つ日本記録の33試合まで、いよいよ残り3試合。獅子の安打製造機が歴史的偉業に挑む。
鮮やかではなかった。だが連続試合安打を30に伸ばす一打には、秋山の出塁への執念が詰まっていた。4回2死。フルカウントからボール気味の谷元のカーブが膝元に食い込むようにえぐってきた。「とにかく空振りはしない。必死に食らいつく」。腰を少し引きながらボールとの距離感をつくり、三遊間へと緩やかなゴロを打ち返す。あとは俊足を飛ばして一塁を駆け抜けるだけだった。
日々、継続してヒットを重ね、史上最高の安打量産ペースの94年のイチロー(当時オリックス)に匹敵するグラフを描いている。両者には違いもある。内野安打の差だ。秋山は今季全ヒットの10%だが、94年のイチローは15%を占めた。現役時代にイチローを見た田辺監督は言う。「足の速さは衝撃的だった。内野安打が多かった。でも秋山は少ない。しっかり捉えたヒットは秋山の方が多いのでは。神様を超えたら仏様になっちゃうか(笑い)」。秋山が天才をしのぐ部分でもあると指揮官は見ている。
秋山にとってヒットの分類は関心を占めるところではない。「内容を求めるのはオープン戦まで。結果としてヒットになればいい」と断言する。出塁するためにミリ単位で突き詰める。今季からバットを0・25インチ(約6ミリ)短くした。「感覚としてはあまり変わらないんです。でも短いとバットコントロールがしやすいと思いこめる」。一打を生み出すために、すべての思考をプラスに転じる。
1、2打席目は四球、4、5打席目は安打で固めて全打席で出塁した。それでもチームは敗れた。勝利のために出塁する。それ以上に貴いことはない。「全打席四球で(連続試合の)記録が途絶えてもいい。1、2打席目が四球でも焦ることもない」。勝利の後に歴史的記録がついてくればいい。【広重竜太郎】
▼秋山が30試合連続安打。連続試合安打の30試合到達は11年マートン(阪神)以来でプロ野球7人目(1リーグ1人、セ3人、パ3人)。左打者では76年張本(巨人)77年福本(阪急)に並ぶ最長となった。連続試合安打期間中の打率4割4分8厘(125打数56安打)は、7人の中で秋山が最高だ。
◆大リーグでは 30試合以上の連続安打を達成したのは2シーズンにまたいだものも含めて過去に54人おり、1シーズンのみでは41人いる。史上最長の連続安打はジョー・ディマジオ(ヤンキース)で1941年に記録した56試合。ナ・リーグでは1896~1897年にウィリー・キーラー(オリオールズ)が45試合を記録したのが最長だが、1シーズンでは1978年にピート・ローズ(レッズ)が44試合連続安打をマークした。最近では、アンドレ・イーシア(ドジャース)が2011年に30試合連続安打を記録している。
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秋山選手・・・
とうとう、とうとう、とうとう〜
連続試合安打「30」!!!
せっかくだから・・・
大リーグ記録の「56」まで!
頑張って欲しいですネ(^O^)/
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