「制球自慢の投手なぜ減った」
(日刊ゲンダイ記事より)

その瞬間、神様の言葉を思い出した。

 最後は抑えの◯◯がサヨナラ適時打を浴びた。打たれた球は外角に構えた捕手の要求に反し、シュート回転したボールが内角に入った、いわゆる逆球だった。

「神様、仏様」とあがめられた西鉄(現西武)の元エース稲尾(和久)さんに、逆球について話を聞いたのは05年の巨人キャンプだった。

「稲尾さん、最近の投手は逆球が多いですが、稲尾さんは(現役時代に)放ったことありますか?」
「そうだな……片手ぐらいはあるかな」

 プロ生活14年で3599イニングを投げた稲尾さんは、その間たった5球しか逆球を投げたことはないと言った。今の投手には信用できない話だろうが、稲尾さんはさらにこう続けた。

「逆球といっても真ん中より反対にいった記憶はないよ」

 稲尾さんだって四死球はあるが、アウトコースを狙った球は外に外れても、内側への制球ミスはやや真ん中止まり。「内角に投げてしまった記憶はないよ」と、きっぱり言った。

 稲尾さんの話は誇張ではない。かつてはどの球団にも制球のいい投手はゴロゴロいた。

(中文省略(笑))

 球場の電光掲示板に球速が表示されるようになったのは80年代になってからだと記憶している。球速にこだわり、上半身に力みが見える投手が増える一方で、制球自慢の投手が激減した。

 150キロの逆球を投げて、結果オーライの三振でガッツポーズをする投手を見て、天国の稲尾さんは呆れているに違いない。

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偉大なるライオンズの「永久欠番」稲尾投手!

3599イニングも投げて・・・
14,066人の打者と対決して・・・
逆球が、たった5球とは、にわかには信じられませんが!

稲尾和久のWikipediaに・・・
こんな、エピソードが載っていたので!
記しておきますo(^▽^)o

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42勝を挙げた年は、目の前に升目のようなスポットが見え、自分の中に目標物のような感覚ができ、そこで離せば狙い通りにいったという。極論すると、18メートル先の向こうを見ていなかったと語っている。同年は開幕2試合目からそれが出てきて楽だったが、翌年からはほとんど見えなくなったという。

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野村克也は、稲尾の変化球による絶妙な左右への揺さぶりと、その完璧な制球力を絶賛している。ある大学が「プロの投手の集中力と精神力」を調査するため、稲尾を含む西鉄投手陣に、捕手の構えるところに正確に、続けてボールを投げ込むことができるかどうか、という実験を依頼した。稲尾は外角低め、外角高め、内角低め…と、何十球も連続して捕手の構えるところに、少しもミットを動かせることなくボールを投げ込み続けた。この制球力を見て他の投手は「やっていられるか」と呆れ、実験の参加を辞退したという。特に外角のコントロールに優れていたが、主審が浜崎忠治の時にはボール2、3個外れてもストライクとなった。これを他チームは稲尾-浜崎ラインと呼んで恐れた。

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とにかく、稲尾投手!
凄すぎますっ(≧∇≦)

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