「イチ超え233安打ペース!西武・秋山 打率.379ぶっちぎり首位打者」
(スポニチアネックス 5月3日 7時33分配信)

 打率トップをひた走る男がいる。西武の1番・秋山だ。0―0の3回2死一塁。則本の外角に投じたフォークを、うまくバットに乗せた。打球が右翼手のグラブをはじいたのを確認すると一気に三塁まで加速。先制の適時打が決勝打になった。

 「たまたま(フォークが)浮いてきたので。積極的にいくことは、ずっとやれている」

 それまでの3球は全て直球で、タイミングをズラされていた。それでも体を開かず、両腕を目いっぱい伸ばしながら右中間に運んだ。5回にも右前打し、開幕27試合で早くも15度目のマルチ安打。4月18日からトップに立つ打率を・379まで上げ、2位のソフトバンク・柳田(・330)に5分近い大差をつけている。44安打も両リーグトップで、94年イチロー(オリックス)の210本を超える233本ペース。それでも本人は「まだ、それは大丈夫です」と気にも留めない。

 好調の理由は劇的な打撃フォームの変化にある。昨年10月に右肘のクリーニング手術を受け、バットを振り始めたのは1月中旬から。「手術をしてバットが振れなかったので、思い切り変えることができた」。両腕の力みをなくし、立てていたバットを自身の方に寝かせ、担ぐように構えた。トップの位置が下がったことで、バットが出やすくなった。「スムーズに出るから、差し込まれても反対方向に打つこともできる」と田辺監督。その言葉通り、44本中、34%の15安打が逆方向だ。

 5年目で初の3割到達を目標に掲げる今季。オープン戦でも12球団トップの・459を誇った。顔が似ていることから「ウナギイヌ」の愛称を持つ西武の新安打製造機は「まずは1試合1本打つつもり。そう目標を持っている」。無安打に終わったのは、ここまでわずか3試合しかない。

 ≪ワーストタイ17三振≫西武は毎回の17三振。9回試合の最多三振は19(過去3度)だが、チームでは14年9月6日ソフトバンク戦で喫したのと並ぶワースト記録だ。もっとも、この日は3―0で勝利。17三振以上で勝ったのはソフトバンクが06年5月21日ヤクルト戦(17三振)で記録して以来9年ぶり。

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「【西武】秋山、15度目マルチで233安打ペース!」
(スポーツ報知 5月3日 7時4分配信)

 浮いたフォークをしっかりとらえた。西武・秋山の打球は右中間を抜けた。3回2死一塁、則本から先制の適時三塁打。5回に右前打を打ち、今季27試合で15度のマルチ安打だ。リーグトップの44安打に「積極的に振っていけている。ダメでも引きずらないで打席に入れている」。マートンのシーズン日本記録214安打を上回る233安打ペースで飛ばしている。

 昨オフに右肘を手術。打撃フォームを変更した。耳付近だったバットの位置を肩まで下げ、スムーズに出せるようにした。患部の痛みが多少残っていた2月には、逆方向へミート中心の打撃を体に染みこませた。44安打中、左方向が15本、中堅が9、右が15(内野安打5)と完璧に打ち分けている。田辺監督も「3割以上打つ能力は持っていた。広角に打てるようになったことに成長を感じる」と賛辞を贈った。

 オープン戦は4割5分9厘で首位打者。球界には「シーズン前に打ちすぎると本番で打てない」というジンクスがある。周囲に散々いじられ「あまりうれしくなかった」と振り返るが、そこを乗り越えた。安打だけでなく、打率や得点などもリーグトップ。オープン戦から2か月以上、好調をキープしていることになる。

 前カードでは、ロッテ・今江から“打ち出の小づち”と化したバットをおねだりされプレゼント。運気を吸い取ろうと背番号55の体を触る他球団の選手が続出し、パ・リーグには「秋山ブーム」が到来している。日本球界6人目の200安打も夢ではなくなってきたが「まあ、それは大丈夫です…」とポツリ。謙虚に安打を重ねていく。

 ◆秋山 翔吾(あきやま・しょうご)1988年4月16日、神奈川県横須賀市生まれ。27歳。横浜創学館高では甲子園出場なし。八戸大に進み10年ドラフト3位で西武入団。1年目に「9番右翼」で開幕スタメン出場。12、13年には侍ジャパンに選出された。13年、ゴールデングラブ受賞。183センチ、85キロ。右投左打。既婚。年俸6200万円。

・・・秋山選手の「首位打者」獲りに「期待大」です(=゚ω゚)ノ

ライオンズ選手「初」の「200安打」にも「期待大」です(=゚ω゚)ノ

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